ネズミ・鳥獣害


●ドブネズミ・クマネズミ
【害について】
・衛生上の害として、そ咬症、サルモネラ菌などによる食中毒、赤痢や腸チフスなどの伝染病の媒介をします。
・吸虫や条虫類などの内部寄生虫による寄生虫症、また、ノミやダニ類などの外部寄生虫による皮膚炎やツツガムシ病などの媒介をします。
・経済的な被害として、家庭内では食品、衣類、家具等がかじられることがあります。
・その他、電信ケーブル又はコンピューター配線がかじられてショートを起こしたり、ガス管がかじられて爆発をおこしたり又、踏切の信号機を故障させ人身事故を起こしたりすることがあります。


施工事例 ネズミ防除  (仙台市内 某大学内)

地下ピット内のケーブルがネズミにかじられた跡です。

捕獲用の粘着シート設置


●ハト(ドバト)類
【被害】
ドバトによる被害は、観光地の建築物や団地の洗濯物が糞で汚され美観を損ねるばかりでなく、重要な文化財を腐食・破損したり、鳴き声によって安眠を妨げることなどが主なものである。
さらに、二次的にハトの糞による悪臭や害虫の発生、屋上配水管のつまり、ハトの羽毛による汚れ、ネズミの誘発などの被害も生ずる。
 また、人と共通する外部寄生虫、疾病の保毒者としてドバトの役割にも注意が必要である。このような問題ハト固有ではなく、人との親和性のある鳥類全体に関連することであるが、ハトは半野生であるのでとくに注目される。
 発熱・頭痛を伴う原発性異型肺炎を引き起こす、オウム病に感染したドバトは各地に見られ、一部では病原体が検出されている。取り込まれても発病するとは限らないが、脳・脊髄膜炎を引き起こす真菌、クリプトコッカス症の病原体などがドバトより分離されている。